“Woman Is The Nigger Of The World”
曲の歌詞の解釈はその人の自由だと(少なくとも僕は)思う。「この歌詞はこう解釈すべき」、なんて堅苦しいことは言わないで、自由に、思い込みでもいいから、その曲を自分なりに読み解いていく。これがまた楽しいのだ。
そんなこんなで、今回はジョン・レノンの“Woman Is The Nigger Of The World”について、勝手に解釈してみる。この曲は、全体としては、「世界中で女性の社会的地位が低いんだ、だからなんとかしようぜ」、みたいな内容だ。ちなみに、“Woman Is The Nigger Of The World”というフレーズ自体は、ヨーコが雑誌のインタヴューで言ったものらしい。
さて、曲はこう始まる。
Woman is the nigger of the world
Yes she is ... think about it
Woman is the nigger of the world
Think about it ... do something about it
このパートは「女性は世界のnigger(黒人の蔑称)なんだ。みんな、なんとかしようよ」といったまさに主題的な内容。ここは、とくに引っかかるところはない。ただ、この部分でよく問題とされたのが、“nigger”という単語。これは黒人への差別用語で、“black person”がPC(Politically Correct)。それで、ジョン・レノンは人種差別主義者だ、なんてことを言われたり、曲も放送禁止になったりした。まぁ、本人は黒人への差別意識をもって、曲を書いたんじゃなくて、あくまで表現上のものだと思うけど…。女性は黒人のように虐げられているんだ、ということを強調したかっただけだろう。つぎに…、
We make her paint her face and dance
If she won't be a slave, we say that she don't love us
If she's real, we say she's trying to be a man
While putting her down we pretend that she's above us
1行目は「私たちは女性に化粧をさせ、踊らせる」。“We”は男たちを指すと思うので、「男たちは女性に化粧をさせ、踊らせる」かな。「化粧をさせる」というフレーズからは、「女は男のお飾りなんだ」的なニュアンスを受ける。また、「踊らせる」からは、「女=エンターテイメント」みたいな構図も読み取れなくもない(まさに勝手な解釈だけど…)。そして、2行目は「女性が(男の)ドレイになろうとしないなら、男は自分を愛していないと言う」。う~んと…。たぶん、これは「男は、女の従順な態度が「愛」だと思っている(勘違いしている)」ってことだろうと思う。そして、3行目以降。「もし女性が本物なら、男たちは、女は男になろうとしていると言う」。これは、女性の権利向上に否定的な男性が描いている? そして、「男は女をもてはやすフリをしながら、女を見下している」と続く。なるほどね…。女性のことを「やたらと」持ち上げる男がいたら、彼はもしかしたら…、なんて。
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ヴァルテル・サレス監督の『セントラル・ステーション』(Central do Brasil, 1998)。少年ジョズエが、母親を交通事故で亡くしたため、生き別れの父親を尋ねて、駅の代筆屋ドーラと旅をするお話。哀しげなピアノの音が印象的。ベルリン国際映画祭で金熊賞をとっているらしく、評価は高いようだ。
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