『セントラル・ステーション』
ヴァルテル・サレス監督の『セントラル・ステーション』(Central do Brasil, 1998)。少年ジョズエが、母親を交通事故で亡くしたため、生き別れの父親を尋ねて、駅の代筆屋ドーラと旅をするお話。哀しげなピアノの音が印象的。ベルリン国際映画祭で金熊賞をとっているらしく、評価は高いようだ。
まず、人物の顔の表情がおもしろい。主な登場人物であるジョズエとドーラはもちろん、代筆を頼む客、駅の怖いおっさん、田舎のキリスト教徒などなど。みんな表情豊かだ。特に代筆を頼む客たちの表情はカンペキ。にしても、この映画を見ているとこう思う…、
「あぁ、人間くさい…」と。
舞台はブラジルなのだが、人間が人間くさいのだ。「人間が人間くさい」と言えば、なんだか当たり前のようなんだけど、なんだか妙に新鮮でもある。人間が良くも悪くも歪んでいないのだ。その素朴さに安心させられたりする。(ストーリーとあまり関係ないけど)
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